心のケア
子供の頃に通う歯医者さんが人生左右する!?
歯医者さんが嫌いなお子様はとても多いですよね。大人の方でも歯科医院が苦手な方が多いと思います。その大きな理由として、お子様のころの嫌な思い出があるのではないですか?
歯科医院というのは、多くの人が幼い時期に出会うものですが、その時の印象がその後の人生を大きく変えてしまうと言ってもよいでしょう。
子供の頃に「歯医者さんは恐いところ」というイメージがついてしまえば、子供のときはもちろん、大人になってからも歯科医院にはなかなか足を運びづらくなってしまいます。そうすると、どんどん歯を守ることは難しくなっていくのです。その結果、将来、歯を失ってしまう大きな要因となってしまうのです。 最終的に治療にかける費用も健常者の数倍かかってしまうという悪循環が起こってしまいます。
そうならないように、『とよつ歯科・矯正歯科』では、お子様に「歯医者さんは恐くなくい場所、それよりも楽しい場所」と思ってもらえるような医院作り・診療を心がけております。
情緒の発達のしくみについて
皆さまはご存知でしょうか?
情緒には、
恐れ、心配、恥ずかしい、嫌悪、不満、失望、怒り、嫉妬、興奮、喜び、希望、得意、大人への愛情、子供への愛情などがあります。

成長によりどんどん、治療の介入方法が変化していきます。
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生後6か月頃から、恐れ、怒りの感情が芽生え、
5歳でおおよそ、全ての感情が完成すると言われています。
幼稚園から小学生 、小学生低学年から高学年 と環境が変わる際のお子様の心の変化とは、私達大人が想像する以上に複雑で、そして繊細です。
私達大人は、そのサインをできるだけ見逃さず、遠くから見守り、介入の方法を配慮しつつも、できる限り対応してあげる必要があります。
歯科治療においても、そのようなお子様の感情の発達レベルに合わせて、その時の治療方法を対応しなければなりません。
例えば、
3歳未満のお子様の場合、お母様は治療の際、横に付き添ってあげた方がよく、
3歳を超えたお子様は、自立心を養う意味で、一人で治療のお部屋に入っていただくことがあります。
また、2歳くらいからになった頃から小さい子どもへの愛情が芽生えます。この時は、お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚も出てきますので、御兄弟、もしくは近くにいるお子様の前で競争心を持ったりして、治療を頑張れる傾向があります。
お子様の成長に合わせ、治療への関わり方がどんどん変化していきます。
お子さんが歯医者さんを好きになるための4つのポイント
① 初めて歯医者さんに行くときが、とくに大事 
お母さんは、家族を守るために、日々働いています。
どうしても、歯科検診などで、初めてお子様の虫歯に気付き、
来院される方がほとんどです。
また、来院初日に一気に治療を終えてしまって欲しいという希望がほとんどだと思います。
しかし、どうでしょう!?
初めて連れていかれた場所で、何人もの知らない大人に囲まれて、緊張している中で口を開けるお子さんの気持ちは…?
もし本人が嫌がっており、その時間が通常の治療より長引いてしまうようなら、お子様は二度と歯医者に通いたくなくなりますし、結果として最悪です。
当院では、チェアに座っても、すぐに治療をはじめません。ゆっくりと『とよつ歯科・矯正歯科』のスタッフが優しくお話しをします。
そうやって、歯科医院へ徐々に慣れてもらうのです。
つまり、お子様が当院のことを「楽しい」「やさしいおねえさんやおじさんがいる」「安心できる場所」「行ったらご褒美がもらえる」などということをまず知ってもらう。
そして、治療の道具を実際に触ってもらったり、口の中に器具を入れ、動かしてみたり(歯を削らず)、おいしいお薬があるなどをわかってもらうためにプレトレーニング(予行演習)を行います。
緊急性のある場合以外は、本人が自らの意思で口を開け、治療を乗り越えていこうという気持ちを育てます。
※もちろん、可能な限り短期間で通院が終了できるように最大限ご要望に合わせるように致します。
※泣いても、暴れてもできる限り私達もがんばって対応します。たとえムシ歯を削ってつめる事ができなくても、進行止めの薬を塗るだけでも構いません。出来た事を褒めてあげて、休まず通えば、自然と一人で椅子に座って治療できるようになります。
進行止め薬の塗布しかできなでいた子が、ある日突然きちんと口を開いて治療をさせてくれるようになる事もあります。
そうやって泣きながらも頑張って通って、虫歯治療し、そのあと定期的にフッ素を塗りにきてくれる子たちは、明らかに綺麗な永久歯が生えてきているのです。
② なるべく午前中(早朝はダメ)もしくは疲れていない時に通いましょう 
意外に皆さんが知らないことなのですが、
起床後、1時間以上経過している午前中涼しい時間帯。これがゴールデンタイムです。
いちばんエネルギーがあり、疲れていないので、多少のことではグズりません。
保育所、幼稚園や小学校から帰ってきた後は、外で遊び、非常に疲れているので、眠たかったり、機嫌が悪くなってしまいます。
※もちろん個人差はありますので、御相談下さい。
③ お子様にあまりリアルな話をしない 
これから歯科医院に行く前や、子供を叱る際に、こんな言葉をかけていませんか?
「そんなことするなら、お医者に行って注射をぶすって打ってもらおっか~」
「歯をガリガリ削って、虫歯治さないとダメだね~」
などの軽い言葉でも、子供さんの深層心理に『痛い!』『怖い』という文字が刻み込まれてしまいます。

『今から虫歯さん(ムシバイキン、お口の中の悪者、お子様が気に入られている番組の悪役‥etc)をやっつけに行こう♪』 とか
『歯ブラシ上手にできてたらご褒美もらえるよ。』
などと言って、勇気づけてあげて下さい。
もちろん、頑張って来てくれたお子様にはご褒美を用意してお待ちしています。


そして、しっかりと治療を受けていただけたら、本気で褒めてあげてください。
④ 最良の方法は予防です。 
0~12歳のお子様の歯は未成熟のため、むし歯になりやすい時期です。
初めて歯が生えた瞬間から虫歯のリスクと闘っています。
むし歯になってしまった後では、皆さんご存知のように、どうしても削るしか方法がない場合がほとんどです。 私たちもできるだけ削りたくはありません。
子どもたちは必死になって治療に耐えます。しかし、結果として、歯科医院への通院を嫌うようになってしまうのです。
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